「直-9WZ」2機による隊列飛行
李上尉にとって、陸航学院の生活と軍隊の生活は変わらない。余暇の時間は歌を歌うなどの活動に参加し、バスケットボールや読書もする。両者の最大の違いは、軍隊の飛行課目は学校よりもかなり難度が高いことだ。特に飛行機の性能を引き出す課目が難しい。
「学校で習う内容は飛行の基礎についてで、パイロット養成訓練でしたが、軍隊の訓練は戦闘員になるためのものです」と李上尉は語った。「軍隊の環境はとても単純で静かです。自分がやりたいことに集中し、研鑽を積むことができます」。
趙大佐はこう語る。「陸航パイロットを育成するにはかなりの長い時間がかかります。通常は20カ月で基本課程に習熟し、さらに20カ月間、航空学校で飛行理論と実践を学びます。そして軍隊でさらに3~5年訓練してようやく一人前になれるのです。現在、陸航のパイロットの日常飛行時間は年間約100時間。このほかにも大量の作戦訓練任務を行ってパイロットの操縦技術を磨きます」。
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