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中国人から見た札幌YOSAKOIソーラン祭り

 

外国人観光客の目線

今年のYOSAKOIソーラン祭りには、台湾、ロシア、ブラジルの3チームが出場し、国際色を帯びるようになった。更に北海道の6月が観光シーズンを迎えるため、町を歩く外国人観光客も多くなっており、私はその中の何人かにインタビューして、彼らの目に映るYOSAKOIソーラン祭りの印象を聞いた。

シンガポール在住、ジャーナリストの王信淵さん(30代・男性)は、この祭りを見てとても不思議な気持ちになったという。「日本人については、控え目で几帳面なイメージしか持っていなかったから、こんな情熱的な演出を見て、ここはもう日本ではないような気がする」。同行の主婦の艾芷清さん(30代・女性)も、「交通機関に乗っている日本人の静かなところを見て、活力に欠けているように思った。しかし祭りで出会う日本人は意外にもすごく活発だ。日本人に対する認識が変わった」と日本人の違う一面を見て驚いていた。

大分県舞華軍団&おかみさん倶楽部の演舞に対し、「一番見事なのはその笑顔」と王信淵さんは評価した。(2012年6月9日)

上海からの日系企業サラリーマン、張豊さん(40代・男性)は、祭りから日本人の団結力を見出した。彼は、「こういう何百人の団体が狭い街路で踊るなんて信じられない。たとえ一人でもルールに従わないと、練習も成り立たないしコントロールもできなくなる。市内の何個所もの会場を駆けまわると聞いているが、信号1つでも大きな邪魔になる。皆さんが心を1つにしているからこそできることだ。隊形は随時変わるし、町も清潔なままだ。規律をそこまで守ることができるとは尊敬すべきだ」と評価した。

最後に話しかけたのは北京からの大学院生の陳芳芳さん(20代・女性)。彼女は、「新浪微博」(中国版ツイッター)でYOSAKOIソーラン祭りの宣伝を見たが、とても不十分だという。ソーラン祭りのような祭りをアピールする場合は、写真等より映像のほうがリアルだそうだ。そのため、彼女は今度撮った祭りのビデオを自分の「微博」に載せようとしている。

以上のインタビューから、日本の祭り等の民俗も、中国人観光客にとってとても面白く魅力的であることが分かる。YOSAKOIソーラン祭りには東アジア共通の漁民文化の要素も含まれているし、地域を越え、国境線を越える力があると思っている。互いの国の民俗を見て共通の文化を確認し、違う文化を楽しむ。もし観光でそのようなことができるなら、中日両国の「草の根」レベルの理解もきっとさらに進むだろう。

(写真は全て筆者撮影)

「北京週報日本語版」2012年7月2日

 

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