2012年6月24日、中国の宇宙飛行士が宇宙船手動ドッキングに初めて成功し、中国は宇宙ステーション建設に向けた重要技術を完全に掌握した。
北京時間24日正午、一週間の飛行を経て、3名の宇宙飛行士は今回の宇宙での任務における本当の試練の時を迎えた。宇宙船「神舟9号」は再び目標機の無人宇宙実験室「天宮1号」に接近した。
「神舟8号」と「神舟9号」での3度にわたる成功により宇宙船自動ドッキング技術は検証されていたが、マニュアル操作でのドッキングは中国の宇宙飛行士にとって挑戦であった。
劉旺飛行士は取材を受けた際、「無重力状態での手動ドッキングは難易度が高く、地球上で完全にシミュレーションすることはできない」と語っていた。
宇宙空間でのドッキングはリスクが多く、国外でも故障や事故が決して少なくない。
手動ドッキングを前に、景海鵬飛行士、劉旺飛行士、劉洋飛行士は再び船内宇宙服に着替えて「神舟9号」内に戻り、所定の席についた。劉旺飛行士は制御レバーを握り、モニターを見ながら「天宮1号」の十字のターゲットに照準を合わせ、1回で「天宮1号」のドッキング環をキャッチすることに成功した。
「神舟9号」と「天宮1号」の手動操縦によるドッキング実験が成功=北京航天飛行管制センターで。
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