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「三炭循環」で砂漠化を防ぐ
 

砂生植物で砂漠化を防止

陝西省楡林市と内蒙古自治区オルドス市の間にあるモウス(毛烏素)砂地は中国四大砂地の1つである。内蒙古自治区最南端に位置するウーシン(烏審)旗はモウス砂地の奥地にあり、全旗の総面積1万1645平方キロのうち、風食で砂質化した土地が総面積の94.8%を占める。砂漠化防止はウーシン旗の人々が直面せざるを得ない厳しい現実だ。

李京陸氏の会社はウーシン旗にある。2012年で、李氏の内蒙古砂漠での奮闘は9年になる。

李氏の会社は砂柳など砂生潅木を枝打ちした後出る余剰物を原料とするバイオマス発電の火力発電所で、バイオマス新エネルギーを生み出すと同時に、排煙中のCO2を回収してスピルリナを生産に利用している。独特の産業化された砂漠化防止新モデルを作り上げ、砂漠化防止、グリーン発電、住民所得向上、排出削減などの面で効果をあげ、「砂生植物で砂漠化を防止する」という永遠に枯渇しない循環モデルを切り開いた。

李京陸氏は「砂漠化地域の新エネルギー利用の核心は砂漠化防止だ」と語る。潅木はもともと成長が速く、一般的に3~5年たてば林になる。潅木は品種の若返りと自然修復の力が強く、潅木林は3~5年ごとに枝打ちする必要があり、枝打ち後はさらに勢いよく成長する。

李京陸氏は本誌に対し、「砂漠化防止、潅木の保育で生まれる大量の余剰物を使った発電は、環境保護と排出削減という前提の下では、砂漠化防止のための植樹後に絶えず発生する生態保護投資の問題を解決できる唯一の産業路線である。これは砂漠化防止、バイオマスエネルギー開発、低炭素・排出削減を実現する総合的な解決策だ」と語った。

この分析に基づき、2008年11月の生産開始以来現在までに、毛烏素バイオマス熱電プロジェクトが現地の砂漠に投じた潅木保育のための資金は年平均5000万元に上る。それと同時に、モウス砂地で出来上がったバイオマスの栽培、管理保育、枝打ち、貯蔵運輸、加工を一体化した産業チェーンは、地域社会に約8000の雇用機会を創出した。原料の購買だけでも、農牧民に年間7000万元余りの増収をもたらしている。

李氏は、現在の中国のバイオマス発電に対する電気価格補助額では、砂漠化地域のバイオマス発電経営はよくても損益がトントンかほんの少し利益が出る程度にすぎないと説明する。2010年~2011年、毛烏素バイオマス熱電プロジェクトは、バイオマス排煙CO2の回収利用によるスピルリナ生産で利益を上げるという新たな試みに着手した。現在、プロジェクトへの投資はすでに完了しており、2012年7月には商品が発売される予定で、年間売上は3億元、利益は6000万元余りを見込んでいる。

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