2012年3月15日、北京市薬品監督管理局は昌平区で、偽物や粗悪品の薬品50トン余りを一斉廃棄した
四川省消費者委員会会長の李柏雲氏は消費者協会が今年決定したテーマについて触れた際、「消費と安全」には4つの意味があると述べている。1つは安全な商品とサービスの提供。これは主に企業の責任だ。商品は企業が生産するもので、商品が安全かどうかは企業が最もよく知っている。「消費と安全」とは、企業の消費者に対する責任意識とレベルを高めることで、自覚的に安全な商品を生産し、安全なサービスを提供し、安全に関わるリスクを防止するとともに減らし、消費の過程で消費者の人身や財産にかかわる権利が損害を被らないよう確実に保証することである。
2つめは安全な消費環境の創造だ。消費環境は消費行動が行われる場であり、安全性に欠ける消費の発生はどれも消費環境と密接に関わっている。「消費と安全」にはさらに、資源節約・環境保護意識の強化、環境安全の保障、消費者の長期的利益の保護も含まれる。
3つめは老人や児童など特殊層の保護に特に関心を払い、こうした層の安全を求める権利を保障するよう措置を講じることである。
4つめは安全な消費の観念・知識の普及だ。人は観念に支配されるものであり、思想と知識が行動を決める。安全意識は安全な消費の第一の保障である。科学的かつ合理的な消費観念の確立と安全消費知識の向上は、安全な消費行動を可能にし、消費者の選択を通じて業界の規範化を促し、消費者の安全を求める権利をより良く保障するのに役立つ。
「北京週報日本語版」2012年3月28日 |