GDP目標引き下げは世界経済の発展に有利
雑誌『財経』:政府は今年、経済成長率目標を7.5%に引き下げたが、中国経済は急成長期に別れを告げたのか。
温家宝総理:長年8%以上を維持していた中国の経済成長率を7.5%に引き下げた主な目的は、科学技術進歩と労働者の資質向上に頼った成長モデルに転換し、良質な成長を実現し、経済構造調整と成長モデル転換を促し、中国の経済成長を資源消費型・環境汚染型から資源節約型・生態環境保護型に移し、経済成長の恩恵を最終的に国民に与えることである。
これは「十二・五(第12次5カ年計画)」で決意したことだ。「十二・五」で設定した目標は7%で、今年の目標を7.5%にしたのは、「十二・五」の要求に合わせるためである。
この指標を発表してから、多くの国の経済界、専門家、学者、メディアは、本質的に言ってこれが良い知らせだと見ていた。中国経済が不均衡、不調和、持続不可能という問題を克服すれば、質を重視した発展の道を歩むことができ、世界経済の発展にも有利になるからだ。
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