地域経済発展において残念なのは、いくつかの地域が当地企業の発展を保護するために、地域保護の不適切な措置をとっていることである。これに対し、張祥氏は「地域経済を健全かつ著しく発展させるために、開放的かつ国際的な発展戦略をとらなければならない」と語った。
張氏は次のように述べた。「改革開放以来、沿海開放都市の急成長によって、すでに開放型経済主導の地域経済発展の成功モデルが確立された。中西部各地と東北地域はこれを参考にする必要がある。地域経済発展は引き続き開放によって発展を促進しなければならない」。
また、張祥氏は次のように語った。「現在中国の各地域経済発展において、東北地域が最も良いチャンスに直面している。東北地域は北東アジアにあり、後ろにロシアが控え、太平洋に面しているという独特な地理的位置を持っており、経済的優位性は明らかで、開放型経済発展の将来性が大きい。特に、ロシアのWTO加盟がまもなく現実になり、全世界の93%の経済地域がWTOの貿易自由化の枠組みに組み入れられようとしている上に、中日韓自由貿易協定交渉も2012年内にスタートする。これから東アジア地域の国際市場には構造的な変化が現れるだろう」。
「東北地域の発展にとって、これは千載一遇のチャンスで、その将来性は中部と西部を上回っている。中国地域経済のバランスのとれた発展において、東北の発展も今後の重大なハイライトになるだろう」。
参考資料:2011年中国各省GDPトップ10
省 |
GDP(兆元) |
成長率 |
広東 |
5.3 |
10.0% |
江蘇 |
4.8 |
11% |
山東 |
4.5 |
10.9% |
浙江 |
3.18 |
9% |
河南 |
2.7 |
11.7% |
河北 |
2.4 |
11.3% |
遼寧 |
2.2 |
12% |
四川 |
2.1 |
15.0% |
湖南 |
1.964 |
12.8% |
「北京週報日本語版」2012年2月16日
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