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二胡とハーモニカで日中草の根交流

 

二胡の楽器に興味を示す

 15分間の休憩時間に、20歳代と中年の女性の2人が、初めて見た二胡の楽器を興味深かそうに見ながら、私の所にやってきていろいろ質問した。

「2本の弦の間に弓が入っているのですね。道理で弓が落ちないと思った。」

 そう言いながら、二胡を太腿の付け根の部分に置いて弾き始めた。董老師が手を取って弾き方を教えていた。

「この楽器は日本でも売っていますか。」

「どこか教えてくれる所はあるのでしょうか。」

2人の女性は私たちの曲を聴いて、二胡の楽器に興味を持ったようだ。南京大学には、日本や韓国、アメリカ、ドイツ、ベルギーなど各国からの留学生が学んでいるが、二胡を習いたいという留学生も多い。これらの留学生に董老師は、まったくの初心者から丁寧にレッスンをしている。私もその1人だが、中国の民族楽器を手に取り、それを演奏することによって、中国への理解を少しでも深めてもらえば、文化交流の道も自然と広がっていくと思う。ミニコンサートの開催が、そのようなきっかけになってくれることを願った。

休憩の後に、南京について少し説明をした。日本人にとって「南京」というと、南京事件など歴史的な出来事や歴史認識が問題となり敬遠されがちだ。しかし、南京は過去、10代の王朝と政権が都を置いてきた「水と緑が豊かな古都」である。要塞堅固な地勢を形容する「竜蟠虎踞」という言葉は、南京のことを示す場合が多いこと、などを話した。南京袋、南京錠、南京花火、南京虫、南京鼠、南京玉すだれ、南京小桜、南京ナナカマドなど、南京を冠した日本語も随分ある。「南京豆」は外側の厚い殻が付いたもの。この殻を取ったものが「落花生」で、紫色の薄い皮をむいたものは「ピーナッツ」といわれる。「落花生」は中国語で「花生米」という。それなら「ピーナッツ」は何語だか分かりますか?

「それは双子(フタゴ)です。」

60年代から70年代にかけて人気となった「ザ・ピーナッツ」という、女性の双子歌手にかけた随分古いギャグだったが、何人かは理解して笑ってくれた。

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