土楼文化の伝承には革新が不可欠
永定県共産党委員会の毛高良書記は、この難題をなんとかしようと県の同志たちとともに智恵を絞りさまざまな試みを行っている。毛書記らは今、次の3つの方向から土楼と土楼文化を保護し発展させていこうとしている。(1)土楼観光を強力に推進し、発展モデルの大転換を遂げる。(2)土楼文化をテーマとした公演を企画する。例えば、世界客家大会期間や北京国家大劇院で公演を行った「土楼神韻音楽会」はおおいに好評を博した。(3)土楼文化を海外に向けて積極的に紹介する。米国で行われた中国文化年に参加して土楼建築に関する展覧を行い、広く好評を博した。今年はさらに台湾と協力して客家文化の対歌(歌垣)に関連したイベントを開催し、双方の客家人の交流を増進した。
現実生活の変化に合わせて、いかにして土楼の空間を革新し、現代生活に必要な条件を高め、さらに一歩進んで土楼文化を伝承していくか。その任務は重く、実現までの道のりは長い。
「北京週報日本語版」2011年12月21日 |