本誌記者 繆暁陽
波がたゆたうような祈りの舞踊からは、浩然の気があふれ出している。これは「藤間万恵 北京日本舞踊の会」で披露された創作独舞「曙光」を演じる藤間氏の姿である。同公演は「中日学生が共に創る 日本舞踊と歌舞伎演目の舞台」として、10月22日と23日の両日、北京市宣武門にある繁星戯劇村で行われた。
藤間流(勘右衛門派)日本舞踊家の藤間万恵氏
今回の舞台に立った踊り手の8割が中国で日本語を学ぶ学生たちである。一国の伝統芸能の舞台に外国人が立つことは、本来であれば想像も付かない挑戦である。中国における日本舞踊の普及について、先ごろ、本誌記者は藤間流(勘右衛門派)日本舞踊家の藤間万恵氏にインタビューした。
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