本誌記者 曾文卉
10月31日早朝、フィリピンで1人の赤ちゃんが生まれた。その誕生は「地球村」が70億人目の住民を迎えたことを意味していた。
国連人口基金の統計によると、世界の人口が10億から20億まで増えるのに1世紀余りを要したが、20億から30億までは32年しかかかっておらず、1987年からは12年に10億人のペースで増え続けている。
瀋陽市の敬老院で掃除を手伝う瀋陽の大学生ボランティア (田衛濤撮影)
人口の激増は人類の自然資源への需要の激増を意味する。この需要激増は、食糧や水資源、居住に適した土地の供給に重い負担となってのしかかり、さらには生態環境にとっても大きな圧力となっていくだろう。また人口の激増は人類の社会資源への需要の激増も意味し、教育や医療、就業・雇用、養老などの問題が各国にとって試練となる。
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