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煙台と日本をつなぐ縁

 

 日本への食品輸出も多い「中国食品都市」

ナマコやアワビなど海洋漁業資源が豊富で、ブドウやリンゴ、ナシ、サクランボなどの果物や落花生などの野菜の生産量が多い煙台は、水産品や果物・野菜の付加価値加工に力を入れており、「中国食品都市」とも呼ばれている。

9月23日には、第5回煙台国際ワインフェスティバルと同時開催の形で第1回山東半島藍色経済区海洋食品博覧会、第12回国際果蔬・食品博覧会が開幕し、内外から多くの代表団と来場者を集めた。日本からも北九州市役所代表団や民間食品会社などが参加し、煙台と日本との結びつきの強さをうかがわせた。

   日本への輸出品と思われる商品も数多く展示された。写真はショウガの甘酢漬け

煙台には現在1500社余りの食品関連企業があり、代表的なものに食用油加工業の魯花、海産物・肉加工業の龍大などがある。日系企業としては、2005年にニチレイと日清製粉が中国から輸入される食品原材料の安全性確保を目的として錦築(煙台)食品研究開発有限公司を設立。また2006年には、アサヒビールと住友化学、伊藤忠商事が朝日緑源を設立し、有機野菜・果物や牛乳の生産を行っている。

煙台市莱山区にある山東東方海洋科技股份有限公司(以下、「東方海洋」)は、2001年創業の魚介類養殖、水産食品冷蔵加工会社だ。ナマコやアワビ、コンブ、ヒラメ、サーモンなどの養殖のほか、タラやサバなどの切り身冷蔵加工も行っており、タラの皮から抽出したコラーゲン製品やナマコエキス内服液・カプセルなど、研究開発にも力を入れている。同社は日本へも数多くの製品を輸出している。タラやサバなどの切り身加工品から味醂干しや白身魚フライなどの調理品まで、30種類余りの製品が日本へと輸出されており、日本向け製品専用の加工場もある。

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