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今後5年の省エネ・環境保護産業発展計画を策定

 

発展計画を策定した理由

発改委によると、省エネ・環境保護産業を大々的に発展させることは、経済発展方式の転換を加速し、資源節約型の環境にやさしい社会の建設を促進する上で、非常に重要な意義がある。

江蘇省連雲港市花果山大道脇に設置中の太陽光発電システム搭載バス停に、単結晶シリコン太陽電池を取り付ける作業員 (耿玉和撮影)

中国は人口が多く、1人平均資源は少なく、生態環境は脆弱であり、工業化と都市化が急速に進展する時期にある。資源環境は日を追うごとに制約を受けているため、危機意識を強め、グリーンかつ低炭素発展の理念を打ち立てることが必要だ。省エネ・排出削減を重点に、奨励・抑制メカニズムを健全化するとともに、資源の節約、環境にやさしい生産方式と消費モデルの確立を加速して、持続可能な発展能力を増強することも必要だ。

「中国が計画に盛り込んだ省エネ・環境保護産業を含む7大戦略的新興産業は、新たな成長分野の形成の加速、より多くの就業機会の創出にプラスとなる」と、発改委政策研究室主任の李朴民氏は話す。

中国が省エネ・環境保護産業を大々的に発展させるのは、国際的な経済競争に参与し、主導権を勝ち取るためである。発改委によると、現在、世界経済競争の枠組みは大きく変わりつつある。科学技術の発展が新たな突破口を開こうとしており、戦略的新興産業の発展が、すでに世界主要国が新たな経済と科学技術発展の高地を目指して先を争う重要戦略となっている。中国が将来の国際競争で有利な地位を占めるには、先見の明を持ち、好機をしっかり捉え、省エネ・環境保護産業を含む戦略的新興産業の育成と発展を加速することが欠かせない。また、重要かつコアの技術と関連する知的財産権を絶えず掌握し、自主発展能力を増強して、産業の技術レベルと国際競争力を全面的に高めなければならない。

発改委によれば、省エネ・環境保護産業はまだ初期の発展段階にあり、各国間の格差はそう大きくはない。同産業の育成と発展を加速することは、新たな国際競争の強み形成に有利となる。

発改委は、同産業を発展させる過程で、重点分野で突破口を開き、中国の国情と科学技術、産業基盤を総合的に考慮した上で、基盤と条件が最も整った分野を選択して突破口を開いていく方針だ。

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