本誌記者 蘭辛珍
米イートン社は8月12日、2015年までに、中国市場で10年の売上高の2倍に相当する20億ドルの目標を実現すると発表した。この目標は現在見るところ決して難しくはない。同社は中国の省エネ・環境保護産業発展という市場の好機を捉えつつあるからだ。
国家発展・改革委員会(発改委)資源節約・環境保護司が主導し制定した「十二五」(第12次5カ年計画・11~15年)の「省エネ・環境保護産業の発展計画」はすでに3回、意見聴取を行った後に国務院に報告、まもなく公布される。
計画は省エネ、環境保護、資源の総合利用に基づき、関連業界を政策面から支援する。対象は、高効率な省エネ技術・設備、高効率な省エネ製品、省エネサービス産業、先端環境保護技術・設備、環境保護製品と環境保護サービスの6大分野。
太原鋼鉄(集団)有限公司の汚水処理作業区で設備を検査する作業員 (詹彦撮影)
|