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環境保護ボランティアの裴竟徳氏 ココシリは私の一生の夢
 

初めての訪問で直感、「ココシリは自分の夢のありか」

 2005年9月18日、陝西省西安市に住む裴氏はネット上で知り合った「長安紫薇」さんから電話を受け、中国科学院の専門家とメディアで構成された科学視察活動に参加し、「高山ガイド」を担当してほしいと告げられた。科学視察活動の目的地はココシリであることを知ったとき、裴氏は非常に興奮した。

ココシリで撮影する裴竟徳氏

初めて科学視察の専門家と一緒にココシリに入ってガイドを担当したこの時は、実は無報酬のボランティア活動であったが、裴氏はそれでも没頭して疲れを感じなかった。誰でもこのような機会がもらえるわけではないと知っていたからだ。チベットから新疆へ、さらに青海へと抜けた40数日の間に、彼は高山病などの様々な身体の不調を克服し、科学視察チームから任された任務を無事に果たした。特に高く評価されるべきなのは、彼が初めてのココシリ行の途中に、多くの貴重な写真を撮影したことである。

 裴氏は次のように語った。「ココシリは青海省の一部だけではなく、チャンタン(羌唐)、アルチン山(阿爾金山)、三江源(長江、黄河、瀾滄江の水源地)を含み、総面積が約49万平方キロである。これらの地域ではごく一部が人類の破壊に遭っている以外、ほとんどがまだ自然のままの姿を維持している。これらの自然生態資源はすべて再生できるものではなく、人類の最もすばらしい自然生態の財産である。人々に地域の環境保護の重要性を理解してもらうためには、この地域の環境を視覚体験として直接知ってもらう必要があり、写真と映像はココシリの生態保護を紹介する重要な手段である。ここの生態環境、野生動植物の種、地域の風情や人間とココシリとの関係を本当に自分のカメラに収めるのは、決して一朝一夕のことではなく、数十年ひいては更に長い時間が必要である。自分の長年にわたって追求してきた写真撮影の夢がここにある、ここは私の生きがいを実現できる世界だと初めて心から感じた。初めてココシリを越えたとき、私はこここそが自分の一生の夢のありかだと思った」。

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