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モノのインターネットの発展を加速へ

 

市場の将来性は明るい

かの国と比較すると、中国のモノのインターネット技術の研究開発レベルは世界トップクラスにある。無線知能センサーネット通信技術、マイクロセンサー、センサー端末機、移動基地局などの面で重要な進展を収め、人材や技術、部品、システムからネットの完備された産業チェーンに至るまで、とくにモノのインターネットセンサーといった製品はすでに応用の段階に入った。

上海浦東国際空港の侵入防止システムでは、モノのインターネット技術が初めて採用された。同システムには約3万個のセンサーノードが埋め込まれ、地面や柵、低空探測をカバーすることで、人が乗り越えたり、ひそかに渡ったり、またテロの襲撃など攻撃的な侵入を防ぐことが可能だ。

今年1月3日に投入された国家電力網公司初の220キロボルト知能変電所の無錫市恵山区西涇変電所でも、モノのインターネット技術が初めて採用されている。同変電所はモノのインターネットセンサー製品を用いてセンシング測定・制御ネットを構築。自己感知、判別と意思決定を実現し、自動制御を完成させたことで、真の意味での「無人監視・巡回検査」が実現した。

3月14日、格力電器とチャイナモバイルは戦略的協力枠組み協定に署名。モノのインターネットエアコン製品の研究開発、技術革新、応用・推進などの分野で全面的に協力するとともに、モノのインターネットエアコンを共同開発する。また、多くの企業も自己製品のモノのインターネット化に着手し始めた。

財政部企業司の劉玉廷司長によると、中国のモノのインターネット産業は発展に向けた基盤がほぼ整い、10年の市場規模は1930億元余りに達した。安全・防止と電力の2大業種が応用市場で1、2位を占め、市場シェアは6割近くにおよぶという。

さらに劉司長は「モノのインターネットのコア技術である低周波・高周波RFID産業はすでに相対的に成熟しており、10年の市場規模は105億3000万元に達した。敏感な素子・センサー産業もほぼ確立され、センサーの研究開発、生産・応用に従事する企業は全国で1688社を数える。バイオセンサーや化学センサー、赤外線センサー、画像センサー、工業センサーなどの分野でも特許面の実力や競争の優位性は比較的強い。このほか、中国は世界最大かつ技術が先進的な公共通信網やインターネットを有している。通信設備製造業は比較的強い国際競争力を持ち、モバイル機器ではM2M端末の台数が1000万台に近づくなど、世界最大のモバイルM2M市場の1つとなっている」と強調。

艾媒コンサルティングの研究データによれば、中国モノのインターネットの市場全体の規模は15年までに9160億元余りに達する。

賽迪顧問の研究では、中国のモノのインターネット産業は公共業務の分野やセキュリティーホーム、電力の安全、公共の安全、健康の監視・測定、知能交通、重要区域への侵入防止、環境保護といった多分野の市場規模も百億、ひいては千億元を超え、市場の将来性はコンピューターやインターネット、モバイル通信などをはるかに上回ると予測している。

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