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食品安全意識の普及を強化

 

潜在的リスク

農業部製品品質安全監督管理局の金発忠・副局長によると、この数年に起きた食品の安全に関する問題について分析した結果、3つの面で問題があることが分かったという。

第1は、基準を超えた残留農薬の問題だ。これについて金副局長は、3つの面から監督管理を強化する必要があると提言。投入品の生産参入検査を厳しくし、厳格な参入制度を実施する。安全使用の検査を厳しくし、生産関連文書・記録制度を確立し、農薬不投与期間と間隔期間をしっかりと把握する。産地の出荷検査を厳しくし、厳格な産地出荷制度を実施し、産地での抜き取り検査を拡大し、商品が合格して市場に出荷され、安全に市場に出荷されるようにすることで、産地コード・追跡制度を徐々に確立するとしている。

第2は、違法添加物の問題だ。中国で08年に起きたメラミンと今年の赤身肉エキスは、この例に属する。メラミン中毒事件で中国最大の粉ミルクメーカー三鹿グループは倒産。赤身肉エキス事件で中国最大のソーセージメーカー双匯グループも影響を受けた。

金副局長は「栽培や養殖技術から見ても、また農産物の品質安全から見ても、これらの物質はいずれも農産物に必要なものではない。純粋に違法な添加であり、純粋に生産者の違法行為であり、厳しく取締まらなければならない」と強調。

今年4月に赤身肉エキスの違法な添加・使用の問題が明らかになると、農業部と関係機関は緊急行動を起こした。1年に及ぶ取締り運動をスタートさせ、エキスの違法な生産、販売、使用と、ブタの飼育、買付・輸送販売、屠殺・加工、流通・消費などの段階から着手し、徹底的に調査し、厳しく取締まった。

第3は、生産の安全と品質の問題だ。金副局長によると、先ごろ相次いで起きたスイカ栽培での「膨大剤」の使用は、この例に属する。膨大剤を使用すれば、スイカは急速に生長するが、この類の問題は農産物の品質・安全と関係は大きくないが、より多くの影響を及ぼすのは、田畑のあぜで栽培する農産物の生長、生産量、品質、市場に出荷された際の商品の品質、口当たりなどだ。問題が起きたのは特定の商品に過ぎないが、メディアの報道後、市民は非常に強い関心を寄せ、非常に敏感になった。金副局長は「これは、われわれの科学の普及と消費への指導がまだ十分ではなく、農産物の生産過程における技術訓練、技術サービスも不足していることを十分物語っている。次に最も重要なのは、生産技術指導と市民の消費指導を着実に実施し、生産を明確にし、消費を科学的にすることだ」と指摘する。

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