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食品安全意識の普及を強化

 

総体的に良好

「赤身肉エキス」など食品の安全にかかわる事件が生じたものの、中国の食品の安全が総体的にやはり良好であることは否定できない。国家品質監督検査検疫総局の蒲長城・副局長によると、10年の野菜や畜産物、水産物など主要な農水産品の監督測定合格率は総体的に96%以上、01年に比べ30ポイント余り向上している。また、09年以来、食品の安全の見直し運動を経て、一部の地域また業界で突出していた問題が効果的に解決された。メラミン中毒事件の粉ミルク製品を例にすれば、この2年近くの間、生牛乳のメラミン測定で合格率は100%に達している。

安徽省淮北市の街頭で食品安全知識の普及を行う品質検査部門の関係者 (李鑫撮影)

蒲副局長は、この2年来、中国の輸出製品の品質が輸入製品をはるかに上回っていることが、われわれ検査で判明していると強調。

こうした状況は、中国が「食品安全法」に違反する行為を厳格に取締まったからだ。庶民が食べて安全、食べて安心、というこの目標を実現するため、各地の関係機関はこの2年近く、集中的に食品の安全の監視を強化してきた。

公安部治安管理局の徐滬・副局長は13日の「第3回中国食品安全フォーラム」で、年初来、全国の公安機関は赤身肉エキスの取締りを開始し、ローラー作戦を展開して食品安全法に違反する問題を摘発、処罰した。立件された各種案件は1100件余り、拘束された容疑者は2000人を超える。

また、衛生部は時宜を逸することなく、現在の状況に合わない42項目の現行機関の規則を整理、廃止するとともに、国家食品安全リスク監督測定評価制度を確立。食品安全国家標準評価審査委員会を設立し、176項目に及ぶ新しい食品安全国家標準を公布。さらに、国家食品安全リスク評価専門家委員会を組織し、食品の安全リスクの監督測定、リスク評価と潜在的リスクに対するローラー作戦能力を一段と強化させた。

企業の法律に対する意識の希薄、信用・道徳の低下といった問題に対処するため、工業情報部は関係機関と連携して食品工業信用システム整備の実施プランを策定、公布した。このほか、信用システム整備に関する指導的意見を公布し、食品工業信用システム管理の確立と実施で通用する要件である業界標準などを制定した。

国家工商総局は各地の工商機関に対し、今年末までに管轄地域の全経営者の安全信用調書を策定し、信用に関する類別監督管理を実施するよう求める通知を出した。仕入れ商品の検査を厳格に実施せずに違法な添加物を含む食品を販売した場合、法に基づいて問題食品を差押さえるとともに、営業停止を命じることになる。

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