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中国、非鉄金属生産量を引き続き抑制

 

絶対的な削減はしていない

興業証券の分析報告によると、政府の非鉄金属生産量抑制政策の長期安定継続から、明確なシグナルを読み取ることができるという。

非鉄金属の生産総量抑制の目的は、まず第一に省エネ・排出削減のためである。非鉄金属企業は莫大なエネルギーを消費するからだ。第二に、過去の無秩序な発展状況から脱却させ、安定的かつ健全な発展を保証するためである。したがって、外部から懸念されているような生産量の絶対的削減による市場需給の不均衡には至っていない。工業・情報化部の指標に基づき、今年の各金属類の計画生産量は、前年同期に比べると小幅ながら引き上げられている。

江西省徳興市にある江銅集団の徳興銅鉱で半自動粉砕機の稼働状況をチェックする作業員 

工業・情報化部の資料によれば、2011年のタングステン精鉱の計画生産量は上限8万7000トン、錫精鉱は7万3000トン、アンチモン精鉱は10万5000トン、モリブデン精鉱20万トン、レアアース18万4200トン。工業・情報化部の昨年の指標と比べると、伸び幅はそれぞれ、8.8%(タングステン)、12.3%(錫)、5%(アンチモン)、8%(モリブデン)、5%(レアアース)となっている。

中国非鉄金属工業協会の康義会長は「資源の保護は、継続的な生産量削減によって体現されるものとは限らない」と述べた。同氏は、非鉄金属製品の世界的なニーズが高まる中、適度な生産総量の増加は市場法則に見合っていると考えている。

工業・情報化部が特に強調するのは、非鉄金属の生産計画指標は重点企業に傾斜したものであるべきであり、鉱物製品計画を通達する際に現地の国土資源主管部門の意見も求める必要があり、また国土資源主管部門と共同で精錬分離企業の生産に必要な鉱物製品を調整し、計画を企業にまで落とし込むべきだ、という点である。

康義氏は、生産指令計画の通達は、非鉄金属の継続的保護・制限に関する政府の構想を反映したものだと述べている。

中国は非鉄金属大国で、世界トップの埋蔵量を誇る非鉄金属が多数ある。

中投顧問産業研究センターの治金業界専門研究員である苑志斌氏は「先に挙げた非鉄金属の生産量を適度に増やせば、産業チェーン全体の発展をけん引できるだけでなく、中国の資源面での優位性を示すこともでき、中国市場の価格決定権も強化できる」と語る。

苑氏の考えでは、現在の非鉄金属産業の発展傾向を見てみると、国内では非鉄金属産業に対しはっきりとした扶助政策が取られており、海外経済の回復と国内政策の推進にともないレアメタル市場の需要は急激に高まる傾向にあり、国内市場の割当調整により業界の構造調整が強化されるだろう。

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