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民主集中制――中共中央政策決定の根本的制度

趙智奎(中国社会科学院マルクス主義研究院)

 

社会主義の中国においては、共産党が終始一貫して指導の核心的地位にある。およそ中国の命運と発展にかかわるすべての重要な問題は、いずれも中国共産党中央が政策を決定した後に提起され、解決される。

中共は民主集中制で組織された統一体

中国共産党はどのように指導しているのか。中共中央の政策決定メカニズムはどのようなものなのか。

簡単に答えれば即ち、民主集中制。中共中央が政策を決定するための根本的制度である。

「中共共産党規約」は「党は自己の綱領と規約に基づき、民主集中制に基づき組織された統一体である」としている。およそ重要な問題については、いずれも集団指導、民主集中、個別の検討、会議の決定という原則に基づいて、党委員会が集団討論を行って決定する。

さらに党規約は、党の全国代表大会(党大会)を5年ごとに1回開催し、中央委員会が召集すると規定。同委員会の任期は5年。委員会全体会議は中央政治局が招集し、毎年、少なくとも1回開催する。党大会が開かれていない間、中央委員会は党大会の決議を執行し、党のすべての仕事を指導し、対外的に中国共産党の代表となる。中央政治局や中央政治局常務委員会、中央委員会の総書記は、中央委員会全体会議が選出する。中央委員会総書記は中央政治局常務委員会の委員から選ばなければならない。中央政治局と常務委員会は中央委員会全体会議が開かれていない間、同委員会の職権を行使するとしている。

中国改革開放の「総設計師」と呼ばれる鄧小平氏は「中国の問題のカギは共産党がすばらしい政治局、とくに、すばらしい政治局常務委員会を持つことができるかどうかにある」と語っている。常務委員会は中国最高の政策決定機関。

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