Imprimer cet article

Commenter cet article

トップ記事一覧  
「十二五」計画綱要はどのように策定されたのか

 

人民大衆に未来に対する自信を

5中総会後、「十二五」計画綱要は編成段階に入った。

計画綱要を円滑に編成するため、国務院は起草グループを組織。発展改革委員会と教育部、科学技術部、工業・情報化部、財政部、人力資源社会保障部、国土資源部、環境保護部、住宅都市・農村建設部、農業部、商務部、人民銀行など12機関の関係者で構成されている。

発展・改革委員会は10年11月から2カ月間、全国範囲で政策進言活動を展開。インターネットや携帯、郵便、ホットラインなどを通じて、多くの市民から6万4709件に上る提言が寄せられた。

経済や科学技術、企業、政府機関の専門家ら約50名からなる国家計画専門家委員会は、計画綱要の公聴会を3度開催。科学的な制定に向け研究書を作成し、草案とともに政府に提出した。

11年1月5日、温総理は国務院常務会議を主宰し、草案を審議。

1月13日、胡総書記は中央政治局常務委員会を主宰し、草案を審議。

1月18日、温総理は国務院第5回全体会議を主宰し、常務委員会が審議・修正した草案を審議するとともに、草案に対する意見を求める文書を各地に発送。

1月20~27日、温総理は中南海で第5回座談会を主宰し、草案に対する意見を聴取するとともに、団地や農村部でも座談会を主宰し、末端組織の大衆から意見や提案を聴取。

1月24日、草案を第1回審査のため全人代財政経済委員会に送付。

2月21日、胡総書記は中央政治局会議を主宰し、草案について議論。また、会議で提起された「十二五」期間の経済社会の発展に関する主要目標、戦略的重点、重要措置などについて検討。

2月27日、草案を全人代に送付。

「十二五」計画綱要草案の編成作業は2年半が過ぎた。

第11期全人代第4回会議が3月5日に北京で開幕。草案は3000名近い全人代代表、約2000名の全国政治協商会議(政協)委員に配布された。

科学的発展へ斬新な1章を開く

両会(全人代と政協)開催中、「十二五」計画綱要草案は代表と委員から高く評価され、内外世論の強い関心も集めた。

代表や委員からは「草案では科学的発展と経済発展方式転換の加速が強調されている。方式転換の重点は需要構造の調整であり、消費や投資、輸出が協調してけん引する方向へと転換を推進することにある」などの声が聞かれた。

これは民生を保障・改善するための草案である。内容は最も豊かで、措置も最も具体的であり、10項目に及ぶ行動計画が提起されている。

基本的な経済制度の堅持と完備、行政改革の推進、税財政改革の加速、金融改革の深化などが、経済発展方式の転換を加速するための強力な原動力となる。

両会閉幕前日、代表と委員が審議・議論して提起した意見に基づき、起草グループは草案を修正、整備した。

今後5年間の中国の科学的発展に向けた行動綱領が策定された。この5年で総合力は一段と強まり、人民の生活は一段と良くなり、そして中国はさらなる変貌を遂げるだろう。

(ソース:新華社)

「北京週報日本語版」2011年4月1日

 

   前のページへ   1   2  

北京週報e刊一覧
トップ記事一覧
「十二五」計画綱要はどのように策定されたのか
日本大地震の世界経済への衝撃
現代によみがえるシルクロード起点の賑わい
中国はなぜ長期安定を維持できるのか
特 集 一覧へ
第7回アジア欧州首脳会議
成立50周年を迎える寧夏回族自治区
現代中国事情
中国の地方概況
· 北京市  天津市 上海市 重慶市
· 河北省  山西省 遼寧省 吉林省
· 黒竜江省 江蘇省 浙江省 安徽省
· 福建省  江西省 山東省 河南省
· 湖北省  湖南省 広東省 海南省
· 四川省  貴州省 雲南省 陝西省
· 甘粛省  青海省 台湾省
· 内蒙古自治区
· チベット自治区
· 広西チワン族自治区
· 新疆ウイグル自治区
· 寧夏回族自治区
· 澳門特別行政区
· 香港特別自治区