省エネ・排出削減政策が絶えずグレードアップ
北京大学中国エネルギー研究院の王彤執行院長は次のように指摘する。省エネ・排出削減はグリーン経済発展の重要な基礎である。先進国と比べて、中国は温室効果ガスの増加を緩め、環境を保護すると同時に、経済発展、貧困撲滅、民生改善など多くの課題にも取り組まなければならず、省エネ・排出削減は非常に厳しい状況にある。
福建省平潭島にある風力発電ユニット
王彤氏は「エネルギー計画目標を達成するには、発展方式を転換することが最も根本となる」と語った。
今年は「十一・五」期間の最後の年である。昨年までに、全国のGDP単位当たりのエネルギー消耗量は14.38%低下しているが、20%前後という「十一・五」期間目標とはかなり開きがある。
伝えられるところによると、現在、国家発展改革委員会は関係部門とともにさらなる省エネ・排出削減奨励方法を制定している。監察部、中央組織部、国家発展改革委員会、環境保護部などの部門はそれと同時に省エネ・排出削減に関する責任追究方法の策定にも取り組んでいる。
先月、国家発展改革委員会が発表したところによると、同委員会は現在関係部門とともに、エネルギー消費と高エネルギー消耗業種の成長が速すぎる地域に対して、エネルギー供給を合理的に抑制し、無制限なエネルギー供給と利用という現象を確実に変えるための措置を検討している。
「北京週報日本語版」2010年8月11日 |