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中国のエネルギー構造転換をいかに達成するか

 

国家エネルギー局による「十二・五(第12次5カ年計画)」(2011~2015年)」の関連内容によれば、中国は2015年までに天然ガス、水力発電・原子力エネルギー、その他の非化石エネルギー(主に風力エネルギー)の電力消費の割合を現在の3.9%、7.5%、0.8%から8.3%、9%、2.6%に引き上げる。それと同時に、「十二・五」期間末までに、一次エネルギー消費に占める石炭の割合を2009年の70%前後から63%前後に削減する。

7月20日、国家エネルギー局は「十二・五」エネルギー計画に関する内容を公布した。計画に基づき、中国のエネルギー構造は「十二・五」期間に重大な調整が行われる。

「西気東輸」(西部地区の天然ガスをパイプラインで東部へ輸送)プロジェクト第2ルート工事の建設が進められている

「十二・五」エネルギー計画のあらまし

「十二・五」エネルギー計画策定の重点は、中央が打ち出した非化石エネルギーの割合増加と二酸化炭素排出削減という二つの目標である。国家エネルギー局の予測によると、「十二・五」の期末、即ち2015年までに、一次エネルギー消費に占める石炭の割合を2009年の70%から63%に削減し、天然ガス消費の割合を現在の3.9%から8.3%に増やす。

「十二・五」エネルギー計画の「削減(石炭)」と「増加(天然ガス)」という二つの目標において、石炭業と天然ガスが最も顕著な影響を受けることになる。国家エネルギー局発展計画司の江氷司長は「計画が実施されれば、石炭消費の割合が長年にわたって高い状態が続いているという局面を変えるだろう」との考えを示した。

長年来、「石炭が豊富で、天然ガスが少なく、石油が不足」という資源条件によって、中国のエネルギー構造は石炭が主体で、低炭素エネルギー資源の選択に限りがあることが決定付けられている。

現在の計画では、2015年に天然ガスの消費量は2600億立方メートル、水力発電利用量は2.5億KW、原子力発電利用量は3900万KWとし、一次エネルギー消費に占める水力発電と原子力発電の割合を1.5ポイント上昇させる。風力発電、太陽エネルギーなどの再生可能なエネルギーの利用量は1億1000万トン標準石炭相当とし、一次エネルギー消費に占める割合を1.8ポイント上昇させる。

新興エネルギー産業発展計画によれば、中国は2020年までに新興エネルギー産業の建設に5万億元を投入する。

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