呂布について
何潤東扮する呂布が登場すると、さっそくネットユーザたちの間に熱い議論を引き起こした。新版の呂布を見た後、「呂布は開き直っていて成功だ」と歓呼したネットユーザーもいる。旧版『三国演義』で張光北が演じたのはただ勇猛で無鉄砲な呂布だったが、新版『三国』の何潤東のほうは、義を重んじ愛を重んじ、ハンサムで背の高い戦神という呂布のイメージを作っている。旧版『三国』で呂布を演じた張光北は年をとっていて、迅速な激しさに欠けているように思えた。これと比べて、何潤東版の呂布は英気と勢いを全身で表現しており、アイドル感たっぷりで、とくに若い女性たちの歓心を買っている、とネットユーザーの多くは見ている。
貂蝉について
『三国』に出てくる女性に関しての論議では、貂蝉は第一の美人だが、陳好が新版『三国』で演じている貂蝉では視聴者を納得させるのは難しい、という声が多い。陳好版の貂蝉はあまりに成熟しすぎ、見かけが老けていて、旧版の貂蝉に見られる初々しい純真さに欠けている。
新版の陳好の演技には花も恥じらう乙女という風情がなく、一目見たときは王允の家の召使いに思えた。新版の貂蝉の容貌では、群を抜く武勇を誇った最強の武将たる呂布を惑わしたとは思えない。普通の男ですら見て見ぬふりをして行ってしまうだろう。陳好はいにしえの女性が持つ古典的な美を表現できていないし、傾国傾城のなまめかしさも見られない・・・ネットユーザーはこう評価する。呂布と貂蝉が「姉弟みたい」という評価もあり、陳好では役者が不足していたという意見が多いようだ。
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