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発展をとげた中国のバレエ

 

文化の使節

みずからの観客群を育成することは中央バレエ団にとっていま1つの課題である。「私達は、いかにして中国の一般の人たちにバレエを観賞させ、それを好ませるかということをずっと考えている。バレエは社会のハイレベルの人たちのみが好み、人民大衆から遊離したものであってはならない」と趙女史は語っている。

長年らい、中央バレエ団はずっと一般の人たちの中でバレエを広めることに取り組んできた。バレエ団はバレエのファンスたちを招いてバレエ団に来て見学させ、バレリーナたちがどのようにレッスンに取り組み、舞台稽古するかを見てもらうとともに、彼らが自分の好きなバレエ・スターたちと面に向かって触れ合うことも歓迎している。同時に、バレエ団にはいま1つの伝統があり、つまり近所の住民を招いて、バレエ団に来てもらい、彼らのために公演を行ったり、彼らにバレエのレッスンを行うとともに、彼らの質問を答えたりしていることである。「こうした企画の効果はてきめんである。私達の観客は非常に積極的で、情熱のある人たちである」と趙女史は語っている。

バレエ団はまた各大学・学院にも行って、学生の間でバレエを広めることに努めている。北京大学はとりもなおさずバレエ団のコンスタントの協力パートナーである。「学校の劇場の内装が完成する前にも、私達はそこに行って公演したことがある」と趙女史は語った。ハイレベルのバレエ公演と安い入場券価格は数多くの若い観客を引きつけている。

公演以外に、バレエ団はさらに学校およびテレビやラジオ放送などさまざまなメディアを利用してバレエの知識をPRし、レクチュアを行っている。

このほか、バレエ団は2年前に落成したばかりの中国国家大劇場と密接な連係を保っている。元団長の趙汝蘅女史は2008年に中央バレエ団を定年退職した後、国家大劇場で舞踊総監督を担当している。

趙女史の紹介によると、「国家大劇場は中国の観客たちに舞台芸術を知ってもらうすばらしいプラットフォームとなっている。国家大劇場が落成して公演を始めた以来、中央バレエ団はすでに50回近くも公演を行い、観客たちに11の舞踊劇を鑑賞してもらい、入場券の売上高は1千万元(約150万ドル)に達している」。

国家大劇場以外に、中央バレエ団はまたみずからの劇場――北京の天橋劇場があり、これは一流の専門のダンス公演劇場である。 バレエ団は毎年できるだけ多くそこで公演し、そしてなるべく手ごろな入場券の価格を維持することに努めている。

ここ数年来、中央バレエ団はバレエの普及と発展の面でより多くのエネルギーを注いでいる。「この点は私達が国外の同業者のところから学んできたものである。私達が国外の劇場で公演した時、組織者はいつも観客に私達のバレエ団と公演するレパートリーの文化的背景を紹介し、それに私達は大きく啓発された」と、趙汝蘅女史は語っている。

現在、趙女史はつねに国家大劇場における毎回のバレエ公演の前に観客に簡潔な講座を設け、バレエのいくつかの基本的な常識を紹介している。これと同時に、女史もより多くの機会を作って観客にバレエ観賞の文化などを含むバレエ関連の知識を紹介し、観客に最もすばらしい観賞の体験を実感させるとともに、バレリーナとインタラクティブをよりよく行わせるようにするにはどうすればよいかを考えている。

中央バレエ団から離れたにもかかわらず、趙女史は自分の心は依然として中央バレエ団から離れてはおらず、相変わらずバレエ団の未来と中国のバレエの発展に関心を寄せている。2年前、女史が定年退職したばかりの時にも別にそれほど悩むことはなかった。バレエ団がより若い指導グループによって新しいレベルへとリードされていくことを知っていたからである。ところが、2009年12月31日、中央バレエ団創立50周年の祝賀公演シーズンの最後の公演を見終わった後、女史はむせぶことになった。

「私は自分が中国のバレエのゼロから輝かしい方へ向かって予想だにしていなかった成長をとげた過程を経験することができたことに誇りを感じている。その時、私は自分がバレエから離れることができず、優秀なバレリーナたちから離れられないことを突然意識するようになった」と趙女史は語っている。

中国バレエの50年にわたる成長過程の目撃者、参加者として、趙女史は、中央バレエ団を通じてバレエがすで中国の一般の人々に知られ、同時に、私たちの中央バレエ団も、バレエという欧米で流行っている芸術がどのように中国人にも喜ばれ、鑑賞されるようになったのかということを外国人に知らせることになったと強調している。

「バレエはバレリーナにとって1種の信仰のようなものである。どの成功もすべて無数の涙や汗と引き換えに手に入れたものである。私達はすでに始めた以上、踏みとどまることはありえない」と趙女史は語っている。

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