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最近、アテネのビジネス孔子学院が正式に授業を開始した。昼間と夜間にクラスが設置されているが、職業を持つ人の間では自分に適したコースが見つからず焦る人も。そのため、早朝や週末クラス、児童が父母と一緒に学ぶ「親子クラス」を増設する計画だ。 数年に及ぶ中国教育の歴史を持つ米カンザス大学は、漢語教育を大学以外のコミュニティー、小中高及び企業へと普及させるために孔子学院を設立。現在、遠隔教育を実施しているため、生徒の多くは授業を受けるために登校する必要はなく、自分が通う小中高校で双方向の映像を通して正規の中国語教育を受けることができる。院長のシリー・ウィリス女史は「私たち学院のいま一つの大きな特色は、訪問サービス、『身の丈に合った授業』で、こうした養成プログラムは多くの企業に人気があります」と説明する。
「漢語を学ぶだけではなく、中国人の思考方法や価値観を理解したいと思う米国人はますます増えています。もちろん、それについて講義するには、伝統的な思想について話す必要があり、言葉の学習の程度も、伝統と文化を必ず理解できるか、多少でも理解できる力を備えていることが大切です。その国では今、人びとは何を思っているのか、そうした考えや観念を抱くのはどうしてなのか、といったことも理解しなければなりません」とウィリス女史。
取材するなかで、多くの院長が、人的・文化的交流は国と国、人と人との関係発展のなかで代替できない役柄を演じている、との考えを強調。「中国最古の私立校の校長」である孔子は2000年余り前に異なる文化間の相互理解の推進に尽力し、そして今、中国もそれに努めており、孔子学院が「共通の言語」を高めるため、「共通の価値」を探るための場になりつつある、というのが院長たちの思いだ。米国の大学に初めて孔子学院が設立されたのはメリーランド大学。院長は物理学教授の劉全生氏、今年70歳。「一番誇りに思うのは、中国と西洋の文化交流を促進していることです。中国とは教育面でも創造的な交流を行っていきたいと思っています」
現在、米国には80校の孔子学院がある。劉教授は「学院を歓迎しない米国人も一部にいます。台頭する中国がその機を借りて米国を“文化的に侵略”するのではと考え、米中の2つの文明がぶつかる可能性があると懸念していますが、そうした認識は中国文化に対する誤解です」と指摘。「漢語ブーム」は米国で起きたものであり、中国経済の急速な発展はもちろんその誘因でもあるが、中国文化のなかに調和の取れた平和な精神的な実質を求めることが、米国市民を引きつける深層的な原因だ、と彼女は語る。そして「文化の融合は文明の衝突より勝る」と強調した。
劉教授は、米議会下院が孔子生誕2560周年を記念する決議を採択したことを心から喜んだ。文化的価値や考え方の交流が米中関係に対して有力な推進力になることを具体的に示すもので、米中がこの分野でさらにより多くの共通点と協力の基礎を見いだせることを予知するものだと話す。「水素爆弾の発明者はかつて、21世紀の人類最大の発明は人と人がいかに協調ある共存を実現するかだ、と語ったことがある。孔子の『和をもって貴しとなす』や『己の欲せざるところ、人に施すなかれ』などの思想はすでにこの問題に回答を与えています。孔子の多くの思想は現在でも依然、非常に大きな価値があるのです」
「北京週報日本語版」2010年2月1日
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