10月20日、第6回中国-ASEAN商務投資フォーラムが期日通り開催され、中国、ASEAN10カ国からの首脳と大臣クラス高官が広西チワン族自治区南寧に会した。中国—ASEAN自由貿易区(CAFTA)の設置を間近に控え、中国とASEAN10カ国は協力し共に進むという新たな歴史のプロセスを開始した。
今回のフォーラムは、中国とASEAN自由貿易区、ASEANとが一体化し協力して共に進むことをテーマとしており、2010年1月1日の中国—ASEAN自由貿易区の正式な設置を前に開かれる大型会議でもある。会議は中国とASEANの連携による国際金融危機への対応、経済融合の促進、経済繁栄と発展の推進という現実的意義を持つとともに、中国とASEAN(10+1)との今後のさらなる協力、地域経済一体化の推進という明るい未来図も目指している。現在、金融危機ショック下にあって、顕著な貿易保護主義的色彩を帯びた措置を講じ始めている国もあるが、中国とASEAN間の貿易自由化促進は、まさに貿易保護主義の逆流に大きく“NO”と言うものでもある。
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