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中国の湿地 緑の“腎臓”を守り育てる

 

北京はさらにいま、湿地保護のモデル建設として、▽放牧を禁じて沼・草地に戻す▽耕作を禁じて沼・湿地に戻す▽湿地生物の多様性を保護し、それらの生息地を回復させる▽重点的な湿地保護区の移民計画▽バイオ技術による整備モデルの設立▽湿地回復前期の論証研究など6つのプロジェクトに着手しつつある。

全国規模から言えば、08年末現在、すでに80カ所で湿地公園が建設され、さらに550カ所余りの湿地自然保護区と36カ所の国際的に重要な湿地があり、現在、湿地の総面積は約3800万ヘクタールで、アジアで1位、世界で4位となり、湿地自然保護区を主体に、国際的に重要な湿地、湿地公園、水源保護区、海洋機能特別保護区など、さまざまな形を結合させた湿地保護ネットワークがひとまず形成され、約49%にあたる1790万ヘクタールの自然湿地が有効に保護されている。

1992年に「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」(通称「ラムサール条約」)に加盟して以来、中国政府は湿地資源を積極的に救い、回復させ、過去に破壊された天然の湿地を保護してきた。1994年9月からは国家林業局を先頭に、17の部・委員会が共同で「中国湿地保護行動計画」の作成に参加し、6年の歳月をかけて2000年11月にこれを正式に公布、施行した。04年6月には国務院弁公庁が「湿地の保護管理強化に関する通知」を発布。これは、中国の中央政府が湿地保護に関して初めて明確な姿勢を示したもので、湿地保護が国の議事日程に組み込まれたことを物語るものであった。同年の12月7日には、独立した非営利目的の国際組織である「国際湿地保全連合」(WI)が中国国家林業局に対して「地球の湿地保護と合理的利用に対する傑出した成果奨」を授与。05年以降、中国は連続して「ラムサール条約」常務委員会のメンバーとなっている。

<保護と利用の“ウィンウィン”を求めて>

中国南部の都市・杭州と言えば、ほとんどの人が「西湖」を思い浮かべるが、今では杭州の人々はさらに「西渓」を推すかもしれない。

西渓は西湖から5キロ足らずのところにある湿地で、大都市の中にある世界でも珍しい湿地であり、中国で初めての国家湿地公園である。

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