本誌記者 蘭辛珍
中国経済は期待通りの上昇傾向を見せているが、これは中国の世界経済危機への対応に効果が現れていることを示すものである。国家統計局のデータによると、中国のGDPは前期比で大幅な伸びを見せ、今年第1四半期のGDPの伸びは6.1%、第2四半期は7.9%に達し、8%という目標に近づいた。
しかし、不安要因もあって、それは上半期における中国経済の上昇が固定投資と消費に引っ張られたものだったことだ。世界経済危機が発生する前には中国の経済成長に対する輸出の貢献度が最も大きかったが、上半期はそれがむしろGDPの足を引っ張った。
統計局のデータによると、上半期は経済成長への投資の貢献度は87.6%で、成長を6.2ポイント押し上げた。また、消費の貢献度は53.4%で、成長を3.8ポイント押し上げた。輸出の貢献度はマイナス41%で、成長を2.9ポイント押し下げた。
下半期の中国の輸出情勢はどうなるのか。輸出はなおも中国経済の成長の妨げとなるのか。中国は輸出刺激のための新しい政策を打ち出すのか。これらの問題は人々が関心を寄せる話題になっている。
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