16日午前の記者会見で発言する国家統計局報道官
今年に入り、中国の経済運営にプラス要因が次々と現れ、国民経済は安定した回復を見せている。
国家統計局の16日の発表によると、上半期の中国の国内総生産(GDP)は13兆9862億元で、不変価格で計算すると前年同期比で7.1%の伸びとなった。第1四半期の成長率は6.1%、第2四半期は7.9%。産業別に見てみると、第一次産業は増加値1兆2025億元で3.8%増、第二次産業は増加値7兆70億元で6.6%増、第三次産業は5兆7767億元で8.3%増だった。
上半期のその他の主要統計データは次の通り。
1. 夏季収穫穀物は6年続けて増産し、畜産業の生産は安定した伸びを見せている。
夏季収穫穀物の生産量は1億2335万トンで前年同期より260万トン増産、伸び率は2.2%、6年連続の増産となった。上半期の豚・牛・羊・鶏肉の生産量は3580万トンで、6.3%増だった。
2. 工業生産額は急速に回復し、工業利益の下げ幅は縮小した。
上半期、一定規模以上工業企業による工業増加額の成長率は7.0%(6月の成長率は10.7%)で、成長率は前年同期を9.3ポイント下回った。うち、第1四半期の成長率は5.1%、第2四半期の成長率は9.1%だった。
3. 固定資産投資が急増し、投資構造にやや改善が見られた。
上半期、全社会固定資産投資は9兆1321億元で前年同期比33.5%増、伸び率は前年同期より7.2ポイント拡大した。うち、都市部固定資産投資は7兆8098億元で33.6%増(6月は35.3%増)、伸び率は6.8ポイント拡大。農村部は1兆3223億元で32.7%増、伸び率は9.5ポイント拡大した。
|