本誌記者 徐 蓓
2010年の上海万国博覧会のカウントダウン1周年に当たり、万博の神秘のベールも次第にめくられつつある。そしてネット万博が万博の重要な構成部分として大きな目玉になると見られている。2010年5月1日の万博開幕日にはネット万博も本格的に訪問者を迎えることになる。ネット利用者はhttp://www.expo.cnのURLをクリックすればネット上で万博を見物し、現場参観者と同時に万博の盛況を体験できるという。
ネット万博とは、インターネットとマルチメディアの技術で万博での展覧をネット上で見せ、ネット上での体験やインタラクティブの実験ができるほか、情報検索、入場券予約などもできる万博のプラットフォームだ。「簡単に言えば、ネット万博は実際の万博のネット版ではあるが、決して簡単な複製版ではない」と上海万博局ネット万博プロジェクトの王立平総監督は言う。
全方位かつ最大限度のリアル体験
ネット万博は基礎プラットフォームとネット展示館からなる。基礎プラットフォームには、万博の基本的な情報と紹介があるが、ネット展示館は、実際の展示館各館とそれぞれ対応し、展示館の機能によって閲覧館と体験館に分かれる。
閲覧館は3D画像展示の基本的な機能を持ち、展示館の外観や館内の実景、出品物などを再現できる。また、中国語と英語の説明文、画像、音声、ビデオ、動画などを通じて見ることになる。体験館は閲覧館が持つ機能のほか、体験項目を増やし、特別効果を豊富にして訪問者のニーズを満たすことで深い印象を刻み込むことになろう。このほか、ネット万博の訪問者参加活動も一つの創造だ。万博開催期間には文化芸術界や科学界の知名人からなるスターチームをネット上で結成し、スターたちは訪問者とともに、「未来都市をともに建築」、「夢の壁をともに構築」など万博の各活動に参加する。スペシャル・ゲストは自分を原型として作られた化身を使ってクライアントに進入することができ、訪問者には気に入ったスターと一緒にバーチャル世界を見物するチャンスがあるというネットフレンドがともに未来都市を建築
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