北京市民政局をはじめ関連部門は12日、「老後生活サービス施設の発展加速に関する意見」を共同で出し、“9064”パターンという新たな老後生活方式を提起した。それは、2020年までに老人の90％が社会化されたサービスのもとに在宅介護を実現し、6％が政府の出資によるコミュニティのサービスを享受し、4％が老人ホームに入居して集中的に老後生活を送るというものだ。

  北京市の高齢者比率と高齢化の速度はずっと全国のトップクラスに立っている。07年末現在、全市の60歳以上の常住高齢者人口は243万1000人で、常住総人口の14.9％を占めた。現在、全市には336カ所の老人ホームと3万9994床のベッドがあるが、先進諸国と比べて非常に不足しており、地域的な配置も合理的でなく、発展政策には不備があり、資金投入も不足しているなどの問題がある。“9064”パターンの普及につれて、集中介護とコミュニティでの在宅介護が互いに補完し合う高齢者介護システムがだんだん構築され、高齢者介護サービスは不足分補充タイプから適度な普遍的優遇タイプへと転換することになるだろう。

  「北京週報日本語版」2009年1月16日