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成都市水務局、給水は正常と表明--本誌記者の被災地現場からの報告(4)

 

本誌記者   黄 衛・景 小磊

5月18日午後、成都市水務局の劉継平副局長は、汶川地震後の成都市の給水状況などに関する本誌の取材に対し、「汶川地震の影響は、成都市中心地区の給水については基本的にないが、都江堰市と彭州市には深刻な影響が出た。都江堰市の給水は一度マヒ状態に陥り、彭州市の給水も一時給水停止状態に陥った」と語った。

地震発生後、市の水務局はただちに緊急対応プランを発動し、最短時間内に一連の強力な措置を講じた。13日早朝、劉副局長は専門家とともに都江堰へ赴き、現地の水務局および水道公司とともに給水に関する緊急対応策を検討、次の3つの措置を決めた。(1)給水車を集中手配して水を届ける。(2)水道管を敷設すると同時に、もとからある給水管を利用して給水を試みる。(3)ディーゼル油と発電機を集中手配し一部の自家発電水工場の給水を復旧させる。

この数日後から成都市水務局は何度も都江堰市に赴き、パイプ給水問題について現地の水道公司とさらなる検討を重ねるとともに現場での指揮に当たっている。現在のところ、都江堰市にはすでに水が供給され始めている。

劉副局長によると、市水務局は彭州へも入り、現地の水務局や水道公司とともに地震発生後の給水問題について検討し、次の3つの措置を講じたという。(1)震災後の送水管の漏水問題に焦点を当てて、給水は停めずにパイプ網の漏水調査班を集中的に組織しサポートして、隠れた危険性を取り除くよう求めた。(2)震災後、パイプラインの漏水が水工場の給水量に大きな影響をもたらしている問題に焦点を当てて、彭州市の水道公司が各種の物質的な準備を強化し給水を保障するよう求めた。(3)震災後の給水車の取水問題について、彭州市の水道公司が安全で信頼できる取水箇所を指定するよう求めた。現在のところ、彭州市市街地の給水は正常な状態だ。

18日午後、郫県三道堰鎮の成都通用水務‐丸紅供水有限公司(成都市第6浄水場B浄水場)を取材した際、記者は浄水場内が整然としており、浄水の生産システムおよび供給システムが正常に稼動しているのを目の当たりにした。総経理である田剛博士は、目下、成都市の給水は完全に正常な状態だ、と話してくれた。

汶川地震発生後、成都でも強烈な揺れを感じたが、成都の市区内では極めて大きな損失や死傷者は出なかった。記者が成都に入った5月14日以降、市内は平常よりはやや緊張した雰囲気が漂っているものの、パニック状態が起こるような様子はまったくない。

成都市玉林小区で多くの市民に街頭インタビューをしたところ、みな、家の給水は正常だと話してくれた。

「北京週報日本語版」 2008年5月20日

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