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成都市民、相次ぎ義捐金や生活用品を寄付--本誌記者の被災地現場からの報告(3)

 

四川省汶川、北川、綿竹などの地で大地震が発生したあと、その被災状況が社会各界から注目されており、各界は相次ぎ義捐金や生活用品を寄付している。被災地に最も近い成都市では市民の寄付への情熱がより高い。

記者は成都市倪家橋路を経由した時、倪家橋コミュニティ地区住民委員会が組織する地震災害救済寄付活動が行われているのを目にした。約40の大きな袋に入れた衣類と生活用品がすでにきちんと包装され、すべての袋には「玉林倪家橋コミュニティ地区寄贈衣類・生活用品」と書かれたラベルが貼ってある。自宅から衣類や生活用品を持ってコミュニティ地区の住民が次々と寄付をしにやってきている。その中の多くは中高年者だ。

忙しい中で倪家橋コミュニティ地区住民委員会主任の代金芳さんは「前日(13日)新聞で汶川地震の報道を読み、みんなで泣いた」と語ってくれた。同コミュニティ地区の寄付活動は14日から始まり、この日だけで1000点余りの衣類や生活用品及び1400元余りの寄付金を受け取った。

衣服を寄付しに来たコミュニティ地区に住む年配の女性、陳さんは、「早くから被災地に衣服などを寄付したいと思っていたが、適当な窓口がないので困っていた。今回のコミュニティ地区の寄贈活動はちょうどよい機会を与えてくれた」と語った。彼女は衣服をいっぱい詰めた二つの袋を持って来た。 「定年退職した老人で、お金が余りないので、衣服をたくさん寄贈したい」と言った。

20分というごく短い間に、10人以上の人々がわざわざお金や物資を寄付しにやってきた。そのうち母親についてやって来た7歳の男の子は3足の靴を寄付した。重慶出身の出稼ぎの農民労働者は通行人として被災者寄付活動を目にするとすぐに20元を寄付し、黙って自転車に乗って立ち去った。

住民委員会は募金や救援物資(着る物、生活用品など)を調達、整理した後、午後6時頃管轄区域の赤十字会に運び、赤十字会は統一的に被災地に放出する。救援物資を輸送する車両も同コミュニティ地区のボランティアが提供したもの。

コミュニティ地区の組織者が募金や救援物資を赤十字会に渡すと赤十字会は領収書を作成し、募金や救援物資の内容を明記する。組織者は当日のうちに領収書や明細をコミュニティ地区に公開する。主任代理は「こうすれば、救援物資がどこへ運ばれたか、誰に贈られたかをはっきり寄付者に説明できる」と語った。

記者が現場を離れる時点までで、同コミュニティ地区が調達した救援物資は1000点、現金は3000元にのぼっていた。

「北京週報日本語版」2008年5月17日

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