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第17回党大会を前に 庶民の夢

 

 

一人のハルビン市民の夢──「より青い空、より澄んだ水を」

「松花江の水質汚染事件で環境について考えさせられた。今後、空の青さ、水の澄明さ、山の緑、空気のうまさが増すことを願っています」と、松花江の水質汚染事件を経験したハルビン市民の劉天暁さんは語った。

56歳の劉天暁さんにとって、2005年11月に起きた同事件は、2年が経っても依然として生々しく記憶に残る。彼は、「水質汚染事件は人々に環境保護の大切さを教えた。その教訓は大きい。政府の関連部門が環境保護に責任を持ち、子孫に禍根を残さず、多くの企業が環境保護意識を高め、目の前の経済的利益のために環境を犠牲にしないでほしい」と語った。

女子大生・呉夢渓さんの夢──「オリンピックのボランティアに」

大学四年生の呉夢渓さんの家族は全員スポーツ好き、特にオリンピックの試合が大好き。彼女もこの「DNA」を引き継ぎ、北京でのオリンピック開催を待ち望んでいる。 ボランティア志望の夢は、2001年7月13日、あの全国人民が喜びに沸いた忘れ難い日に抱いた。彼女は「“北京、オリンピック招致に成功”というニュースを聞くと、私と両親は長安街に駆けつけ、狂喜した。あの時から、必ずオリンピックのために一役買う、と誓った」 と語る。

「少し前まで北京の汚染は深刻で、青空が見えず、全体が灰色の曇り空だった。オリンピックのおかげで汚染が減少し、すがすがしい気分になった」と呉さんは言う。

2006年9月7日、北京はオリンピックのボランティア募集を始め、彼女は早速申請書を提出。その後は一連の育成訓練や試験の連続。数々の選考を経て、彼女はついに人民大学の第1号ボランティア合格者の一人になった。

来年の卒業を前に、今、留学準備をする彼女は「北京はますますオープンな大国際都市となる。私は外国で勉強し、都市計画、都市管理の知識を身につけ、将来、北京の都市建設のために貢献したい」と語った。

「北京週報日本語版」 2007年10月12日

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