ここ10年近くの発展により、中国のファンド業界の規模は拡大しつづけ、現在までのところ、ファンドの純資産価値は総計3兆元を超えた。
中国証券監督管理委員会(証監会)基金監管部の洪磊副主任は先ごろ中国政府ネットのインタビューに答え、「2007年9月21日現在、中国は、28社の合弁ファンド企業を含め59社のファンド管理企業の設立を認可した。すべてのファンド管理企業が管理するファンドは341種類、総規模は1兆8962億件、金額は3兆228億元にのぼった」と語った。
昨年の下半期以来、中国のファンド業界の成長は著しい。ファンドの純資産額が急速に伸びているばかりでなく、ファンドに投資する新規口座の開設も増加しつづけている。
証監会のデータによると、現時点でファンドへの投資口座数は9000万口座を超え、今年初めの3.8倍となっている。またファンドの総規模は年初の2.6倍、純資産額は年初の3.1倍となった。
調査が示すように、投資者のファンドへの投資意欲は各投資項目のうちトップにランクされている。洪磊副主任は「大衆の投資意欲をよりよく保護し、ファンド業界および資本市場の長期的かつ安定的な発展を守るため、当面ファンド投資者への教育に力を入れる必要があるだろう」としている。
「北京週報日本語版」2007年10月9日
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