会議ではまた、国務院製品品質・食品安全指導グループを設置し、製品の品質と食品安全に関する重要問題の解決に当たらせることが決まった。

25日の農業部の記者会見の席で、農業部の張玉香チーフエコノミストは、「農産物の品質安全レベルには全面的な向上、関連制度・措置の絶えざる改善が見られると同時に、われわれは、我が国の農産物品質安全監督・管理においては、課題がなお山積していることについてもはっきり認識している」と語った。また、基準の制定・改正の仕事はまだ必要に応えられるものではなく、農業投入資材に対する監督・管理の仕事にはいっそうの強化が必要で、一部地域の不法経営者の違法な農業投入資材の使用や使用禁止化学物質を使用する行為が時々発生しており、厳しい取り締まりおよび法律に基いた処罰が必要である、としている。

当面の農産物の品質安全に存在する問題に対し、農業部は「全国農産物品質安全についての特別整頓行動」を繰り広げ、年末までに水産品などの分野の禁止薬物使用問題を初歩的に解決し、農産物の安全レベルをいっそう高める方針である。

張玉香チーフエコノミストはさらに、今回の特別整頓行動は水産品および家畜・家禽養殖を重点分野とし、使用禁止の農薬、動物用薬品および化学物質の生産・販売行為を集中的に取り締まり、法規違反案件に対して厳しく調査・処理することを明らかにした。

「北京週報日本語版」　2007年8月17日