持続的発展
曾蔭権行政長官は政治の発展を未来のチャレンジの1つと見なしており、この問題について、特別行政区政府には具体的なプランがあり、「今年の夏、私達は政治の発展に関するグリーンペーパーを発表して総選挙の問題を討論することになっています」と語った。
曾蔭権長官も非常に環境の問題に関心を寄せており、「人々の生活レベルを向上させ、特に大気の質を改善することを特別行政区政府が優先して念頭に置く事にすることです」と語った。
最近の世論調査が示しているように、環境と汚染はすでに香港に一時的に滞在している住民を含む香港人が関心を示す重要な問題となった。政府が特技を身につけた専門家が香港に来て居住するよう引き付けることに努めている背景のもとで、環境は確かに重視に値するものとなった。良いスタートの1つとして、香港はすでにみごとにクリーン燃料計画を実施しており、LPGクリーン燃料を使っている車の燃料税を免除した。
香港が周縁化される危険が現れつつあるという声もある。中国内陸部の経済の発展に伴って、人々は世界の金融、海上輸送と貿易センターとしての香港の地位が内陸部のいくつかの都市、例えば上海と広州に取って代わられることを懸念している。
曾蔭権長官は自分にはそのような懸念はありませんと述べ、「私にとっては香港と北京、上海との間に悪意の競争が存在しているとは見えません。私達の間には協力のチャンスがたくさんあります」と『北京週報』の記者に語り、さらに「香港は内陸部の都市に経験を持っていくこともできますが、内陸部の比較的速い発展を遂げている都市も香港にサポートを提供することができます。彼らの間には強い相互補完性があります」と語った。曾蔭権氏は香港の地位に対し自信満々であり、「香港は世界の金融センターとしてのあらゆる条件を備えています」と語った。 唐英年香港特別行政区政府財政司司長は、香港はその金融、サービス業、海上輸送と観光面での優位性を強化すべきで、同時に新機軸を打ち出すことも保つべきでありますと語った。
香港の90%の従業員がサービス業で働いており、サービス業は香港の誇りである。しかし、一部の専門家はサービス業だけでは富を創造することができず、香港はその経済構造を完全なものにし、新しい経済成長スポットを育て上げることが必要であると信じている。香港科技大学の黄玉山教授は『北京週報』の記者に「香港は早くも前世紀80年代に工業のグレードアップを始めるべきでした。しかし、その機会を逃しました。現在、香港は必ず知識を基礎とする経済と科学技術を発展させなければなりません」と語った。
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