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鄧小平の子女・鄧榕女士に聞く

 

「父はきっと香港を誇りに思っている」

 鄧小平は97年の後に香港の土地を踏むことはできなかったが、家族が代わりにその願いを果たした。

鄧榕女士は97年に母に付き添って復帰式典に出席した時の情景を回想してくれた。「父はすでに他界していて、江沢民主席が母を祝賀行事に出席するよう招待してくれました。非常に行き届いた配慮をしてくださり、すべてのイベントで、母は主席と行動をともにしました。私と姉の鄧楠も同席しました」

「父は大変に質素な生活を送り、非常に達観した性格の人で、自らの葬儀や後始末などについては、何も要求はしませんでした。ただ、願いが叶わなかっただけです。ですから、私たち一家は非常に心が高ぶって、復帰式典への参加は父が生前に実現できなかった願いを果たすものだと考えたのです。母も大変に簡素で質朴な人なのですが、この時ばかりは例外で、新しい洋服を仕立てることにし、私たち姉妹も手を貸しました。香港に着くと、母は気持ちがずっと落ち着かなくなり、夜もよく眠れなかったようです。

「復帰式典の当日、母は一番前の真ん中という重要な席に座らされ、私は壇上の下から母を見ていました。五星紅旗が掲揚されたその一瞬、彼女は厳かに立ち上がって、父の代わりとして願いを叶えたのです。翌日、母は香港での祝賀式典に参列しました。董建華長官が出席者に、卓琳女士が式典に出席したことを紹介しました。江沢民主席が母を抱きかかえると、母は深い情をもって手を振り、あいさつをしたのです」

10年はまさに一瞬だ。鄧榕女士は復帰後の香港の極めて大きな変化について感慨を込めてこう語った。「香港はこの10年、香港人自らが香港を管理し、香港を建設することで、極めて大きな成果を収めてきました。これは誰もが認めていることです。米国の有力週刊誌『タイムズ』は長編の記事を掲載し、姉妹刊行物の10年前の論断が誤っていたことを認めました。心服していなければ、米国人はそれが良いとは言わないでしょう。こうした報道をしたのは、香港がこの10年来収めた成果を最も証明するものだと言えるでしょう」

また鄧榕女士は「香港復帰前後、多くの人が大陸の政治制度や社会制度に反発し、祖国を認める気持ちは強くはありませんでした。復帰しなくても、全てのことは達成されると。10年来、内地の経済は急速に発展し、香港と内地の関係もますます緊密になり、依存度も強まりつつあり、相互補完性も高まりつつあり、発展を続けています。内地と香港はまさに唇歯輔車となっているのです。香港の繁栄と安定は香港自身、そして内地にとって極めて重要ですし、香港は取って替わることのできないものなのです」と強調した。

鄧榕女士は香港の祖国への貢献を高く評価したうえで、「当時、なぜ特区を深センに設けたのか、それは香港の力を借りたかったからです。中国の改革開放では、香港は非常に大きな役割を果たし、祖国に非常に大きな貢献をしました。この貢献は復帰後だけに限らず、中国全体の改革開放に貫かれています」と述べた。

「香港は復帰10年で確かに誇るべき成果を上げ、私たちも香港を、祖国を誇りに思っています。父が健在でしたら、きっと今日の香港を誇りに思い、うれしく思うことでしょう」。鄧榕女士は心からこう語った。

「私も香港が大変好きです」

鄧榕女士と家族はずっと父と香港との縁を引き継いできた。「復帰前、私は香港に何度も出張したことがあります。父や母は何も必要とはしなかったのですが、私はいつも小さなプレゼントを持ってきました。老眼鏡やらパイプとか、革製品とかですが、父はこれらを亡くなる前までずっと使っていました。今は、いずれも旧居の陳列館に置かれています。現在もよく香港に行っては父の友人や私たち自身の友人に会っています。私は香港が大変好きです」

取材した日はちょうど端午の節句で、記者は卓琳女士に美しいカーネーションの花束を用意し、健康と長寿をお祝いした。鄧榕女士は花束を喜んで受け取ると、「有難うございます。母はきっと喜びます」と語った。そして「卓琳はすでに91歳の高齢ですが、健康で、一家は父の生前と同じように一緒に暮らし、一家団欒の楽しみをともに享受しています」

 

「北京週報日本語版」 2007年6月29日

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