記者 「あなたは自費で中国に来て勉強している日本人留学生として、温総理の今回の訪日に対しなにか期待することがありますか?自分の今後の人生に対しどう考えられるのですか?」
花村 「私は中国に留学する前に、かつて日中食品貿易の仕事にたずさわったことがあり、中国の食品市場に極めて大きな発展の可能性があると感じ、今毎日一生懸命中国語を勉強しており、研修を終えた後に北京に残って就職し、生活するつもりです。日本人にとって、中国の衣食と居住はさらに魅力的なものです。人民元の為替レートは以前より切り上げられたとはいえ、今の中国の物価はまずまずかなり安いと思います。現在、この大学の日本人留学生はあわせて30数人もおり、『三国志』に対し非常に興味を持ち、わざわざ中国に来て古典文学を学んでいるものもおり、幼い頃から日本の書道を学んできたが、同時にまた中国の書道を知りたいと思うものもおり、中国の武術がたいへん好きな人もおり、ほとんどの人は中国語をマスターして、これから中日貿易などの仕事にたずさわりたいと考えています。昨年10月の安倍首相の訪中と今年4月の温総理の間もなく行われる訪日というハイレベルの相互訪問を通じて、中日両国の経済協力と人的往来における民間の交流もますます緊密なものとなるでしょう。私は両国の経済、文化の間のより深いお付き合いに伴って、中国に留学し、就職する日本人もますます増えると思います。温総理の今回の訪日は中日両国の経済貿易、文化、科学教育などの分野での交流をさらに促し、中日両国を本当に善隣友好の道に向かわせることになると私も信じています。」
取材の後、この2人の留学生は記者とともに広島大学北京研究センターで記念写真を撮り、楽しい雰囲気の中で取材を終えた。
写真は、花村さん(左)、記者(中)、四元さん(右)の広島大学北京研究センターでの記念写真
「北京週報日本語版」 2007年4月9日
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