フォト  
「国家記憶・三晋抗日戦争史映像展」室外展示コーナー

抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年を記念して、中華社会救助基金会関愛抗戦老兵公益基金と山西省信林公益基金会の主催による「国家記憶・三晋抗日戦争史映像展」が山西省太原市で25日午前、開幕した。抗日戦争に参加した元中国兵12人が、開幕式典に招かれて出席した。人民網が伝えた。

関愛抗戦老兵公益基金の羅亜君・秘書長が、開幕式典において、「彼らの記憶は彼らの尊厳に他ならない。私たちは、彼らの心からの声に耳を傾けなければならない。本日、出席された皆さんが、ここで国家の記憶に一緒に耳を傾け、元兵士の記憶に耳を傾けることを望んでいる」と話した。

挨拶に立った深セン越衆投資控股有限公司の応憲・董事長は、「抗戦精神は、中華民族にとって朽ちることのない財産であり、世界反ファシズム陣営にとって貴重な財産でもある。私たちは、この精神を受け継ぎ、発揚する責任を担い、中華民族の偉大なる復興のために、尽きることのない精神力を捧げなければならない」と話した。

今回出展された展示品は、米国立公文書記録管理局に収蔵されている、「拉孟・騰越の戦い」、三晋抗日戦争史、抗日戦争元兵士人物シリーズ、関愛抗戦旧兵士ボランティア団などの写真200点あまり。展示会場は、屋内外の2つのコーナーに分かれており、室外展示コーナーには「国家記憶」をめぐる資料写真が、室内には主に三晋抗日戦争史、抗日戦争元兵士人物に関する資料写真が展示されている。

著名なドキュメンタリー映画監督で「国家記憶」の編集員を務めた牛子氏が25日午後、「『国家記憶』-我々は何を見るか」をテーマに、出展作品の背後にあるエピソードについて紹介した。

全抗日戦争の中でも、特に山西省は、重要な戦略的位置にあった。平型関の戦い、忻口鎮の戦い、百団大戦、中条山の戦いなど、戦闘は延々と続き、膨大な数の犠牲者が出た。山西信林公益基金の担当者は、次の通り説明した。

この基金は、抗日戦争に参加した元兵士を探す活動を目的に立ち上げられた。400人以上のボランティアが山西で激しい戦闘に加わった抗日戦争元兵士を全国規模で探し続け、これまでに計97人を探し出した。うち79人が健在で、最高齢者は100歳を超えている。主催側は、今回の映像展を通じて、多くの民衆が抗日戦争により関心を持ち、抗日戦争元兵士に関心と愛を注ぎ、民族の正しい気風を発揚するよう望んでいる。

「国家記憶・三晋抗日戦争史映像展」は、12月25日まで、入場料無料で開催されている。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年7月27日

一覧へ

トップ記事一覧
新聞記者から日本語教師に「中国の若者に日本理解の手掛かり与えたい」
村山富市元首相に聞く 隣国との和解で拓かれる未来
村山富市元首相に聞く 隣国との和解で拓かれる未来
中仏国際結婚カップルが銀川で育てるワイン
特 集 一覧へ
中国共産党創立90周年
チベット平和解放60周年
現代中国事情
中国の地方概況
· 北京市  天津市 上海市 重慶市
· 河北省  山西省 遼寧省 吉林省
· 黒竜江省 江蘇省 浙江省 安徽省
· 福建省  江西省 山東省 河南省
· 湖北省  湖南省 広東省 海南省
· 四川省  貴州省 雲南省 陝西省
· 甘粛省  青海省 台湾省
· 内蒙古自治区
· チベット自治区
· 広西チワン族自治区
· 新疆ウイグル自治区
· 寧夏回族自治区
· 澳門特別行政区
· 香港特別自治区