8月18日には、2009年の上映時に大きな注目を集めた中国映画「南京!南京!」が上映される。この作品では一人の中国人兵士と日本人兵士の南京大虐殺期における経験を通じ、戦争の惨さを明らかにするものである。同作品は2011年に日本で上映される予定だったが、楽曲の著作権問題と、またも右翼の妨害を受け、小範囲で2回上映にされるに留まった。この他、華僑女性作家の張純如がアレンジしたドキュメンタリー「1937南京記憶」も8月24日に上映される計画だ。
ニコニコ動画の運営会社は、これら「ネットでしか見ることができないインパクトのある」作品の上映を通じ、関連の話題への注目を集め、ユーザーの「真相を知りたい」という声に応えたいとしている。DWANGOの川上量生社長は、「アジアの隣国で反日ドラマや反日映画が上映されていることは知っているが、ほとんどの人が見たことがない」と述べた。また15日当日、自民党が野党や民衆の強い反対を押し切り、集団的自衛権の行使を含む新安保法案を強行可決した。これについて川上社長は、ニコニコ新コーナーの発表がこの「重要な政治的決定」と同じ日に行われたことは「非常に皮肉」と語った。DWANGOとNIWANGO2社は今後より多くの放送禁止作品を紹介していく予定だ。
サイト上の情報によると、上映が予定されている戦争題材作品は、現在どの作品もすでに数百人が視聴を予約している。上映後は作品の解説番組や生トーク番組など、視聴者と広く交流を図り、影響力を拡大させる計画だ。
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