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北京が13年ぶりの砂嵐にみまわれる

 

中国の西北部や華北部の多くの地域で15日昼、黄砂の天候にみまわれ、北京は夕方ごろ砂嵐が出現した。北京市気象台によると、これは2002年3月20日以来13年ぶりの砂嵐だという。新華網が伝えた。

北京市専門気象台の李焕安・上級エンジニアによると、冷たい空気が東に移動した影響を受けて、内蒙古地域の黄砂が15日午後に北京地域に到達して、北京では砂塵が出現した。午後6時ごろになると冷たい空気の移動にともない、風が徐々に強くなり、舞い上がる砂塵が見られた。15日午後から夕方にかけて北京の一部地域では雷雨が見られたものの、降雨の時間は短く量も少なく、また分布が偏っていたため、黄砂抑制に大きな役割は果たさなかった。

今回の黄砂の直接的な原因は、冷たい空気の通過による強風で、北京市では6級~7級(10.8~17.1m/秒)の北よりの風が吹き、瞬間風速は9級(20.8-24.4 m/秒)に達した。中央気象台の桂海林・上級エンジニアは「気圧の等圧線の大きな傾きが強風の原因だ。北部では春・秋に冷たい空気と暖かい空気がぶつかりやすい。冷たい空気の到来前は温度が高くて気圧が低く、等圧線の傾きが大きくなり、強風になりやすい」と語る。

桂海林氏はまた、今回の黄砂は長くは続かず、16日午後には終了する見通しだという。

統計によると、今年北部地域ではすでに6回黄砂の現象が起こっており、そのうち5回は黄砂、1回は砂嵐で、例年同時期(7.3回)に比べるとやや少ないが、昨年同時期(3回)より多くなっている。(編集YH)

「人民網日本語版」2015年4月16日

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