第12期全国政協第3回会議が3日午後人民大会堂で開幕した。記者は政協報告で使用回数の多い「キーワード」を整理した。「反腐敗」は1度しか使用されなかったが、政協報告の中で目を引き、重大な意義を持つ。北京晨報が伝えた。
■「改革」(33回)
昨年は改革の全面的深化の最初の年だった。全国政協常務委員会の25件の重要な協商活動および88件の視察・調査活動の大部分は重要な改革問題をしっかりと押えて行われたものであり、改革に焦点を合わせ、改革に向けた提言を行い、改革に貢献した。今年も政協は改革発展を押えて提言を行い、第13次五カ年計画の策定をめぐる議論・提言を職責履行の重点とする。
■「反腐敗」(1回)
「反腐敗」という言葉の使用は1回のみだったが、並大抵でない意義を持つ。兪正声氏は報告で「われわれは政協活動にまだ至らない点があることにもはっきりと目を向ける必要がある。今期政協がすでに令計画、蘇栄ら全国政協委員14人の資格を剥奪したことにも目を向ける必要がある。これはわれわれに対して、委員らの整備を強化し、引き続き党風廉政建設(腐敗なき政治を行う党風樹立)と反腐敗闘争を揺るがず推し進める必要があることを警告している」と述べた。全国政協主席が活動報告で「反腐敗」に明確に言及したのはここ20年で初めてだ。
■「革新」(12回)
今年も政協は活動の革新を積極的に推し進める。例えば政協委員連絡方法を定め、委員連絡機関を整備する。全国政協指導者の地方視察時に現地全国政協委員と話し合う制度を整備する。学習制度を整備し、委員の政策論議・提言能力を高める。政協情報の党派特色、分野別特色を強化し、先見性のある意見や事前警戒を要する状況の反映を強化する。
■「民主」(49回)
昨年、政協の協商民主主義は広がりと深みを増した。例えば党風廉政建設が初めて特別議題として常務委員会会議の議題となった。「原発とクリーンエネルギーの発展」など重要かつ全員が一致するわけではない問題について調査、議論を行った。今年政協は協商討論の民主的雰囲気づくりを重視し、実事求是と直言を堅持し、二者択一的思考を捨て、良い意見を喜んで聞き入れる度量を保つ。
■「協商」(102回)
昨年、隔週政協座談会が政協協商民主主義の経常的な場となった。今年政協は各種協商を積極的に展開し、ネットを通じた政策論議や遠距離協商など新たな形式を模索する。また、全国政協実施規則を策定し、政協協商の内容、形式、手順、成果の運用を一層明確化し、党・政府活動とのつながりを強化する。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年3月13日
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