〇尾牙祭
「尾牙」は、「土地公(土地の神様)」に礼拝する儀式「做牙」に由来する。土地公の誕生日(旧暦2月2日)に始まり(「頭牙」)、毎月2日と16日に「做牙」を行い、1年の最後となる旧暦12月16日の礼拝は「尾牙」と呼ばれる。「尾牙」には、旧暦2月2日の「頭牙」と同様、「春餅(南方では潤餅と呼ぶ)」を食べる習慣がある。また、この日、商売人は宴会を開き、この席では「白斬鶏(蒸し鶏)」という料理が必ず振る舞われる。社長から料理の鶏の頭を向けられた従業員は、年明けに解雇されるという意味が込められている。このため、従業員が安心して宴会を楽しみ、実家に戻り心穏やかに年越しができるよう、鶏の頭を自分自身に向ける社長が多い。
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