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「故宮カレンダー」が新たなブーム 伝統文化の日常化

 

中華民国時期の「故宮カレンダー」。

新しい1年が始まり、出版されるカレンダーが人々の注目を集めている。独特の「故宮カレンダー」が故宮の充実した収蔵品や伝統文化の蓄積をよりどころに新しい文化のブームを巻き起こしている。中国日報網が伝えた。

「故宮カレンダー」初版は1933年に出版されたが、1937年までしか続かなかった。表紙や日付、祝祭日、節気などに用いられる字体は独特であるだけでなく、故宮所蔵の古代楷書や隷書の碑帖を使っている。2009年に歴史の中に埋もれていた「故宮カレンダー」が再発見され、1937年版の「故宮カレンダー」が「復刻版」として80数年ぶりに日の目を見ることとなった。

2015年の「故宮カレンダー」は「美意延祥年」というテーマで、2014年10月の三聯書店の販売ランキングでトップに立った。新しい「故宮カレンダー」は故宮を象徴する赤い壁を表紙の色に採用し、表面は年、月、週、日、関連の祝祭日や節気といった内容を引き続き漢や魏、隋、唐の時代の碑帖の字体により表現している。裏面には宮廷の文化財の写真が使われ、文化的なムードを添えている。(編集YH)

「人民網日本語版」2015年1月15日

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