▽日産 「ラニア・コンセプト」
日産は今回のモーターショーに世界新発売のコンセプトカー「ラニア・コンセプト」を引っ提げて登場した。コンセプトカー誕生により、日産の中国市場における製品ラインナップはさらに豊富になる。
デザインをみると、この新しいコンセプトカーにも日産独特のデザイン要素が組み込まれている。日産が最近、世界の大手モーターショーでうち出したコンセプトカーにもこうした日産のデザインは取り入れられており、たとえばブーメラン型のヘッドライトデザインなどだ。
ラニア・コンセプトの位置づけは、「伝統的な理念の自動車をうち破」り、機敏でありながら重厚さのあるデザインを採用し、先進的な科学技術の魅力を引き立たせるというものだ。車体デザインの理念は昨年の上海モーターショーに出品した「フレンド・ミー」のコンセプトカート同じで、1980年代以降に生まれた中国のトレンドセッターたちの嗜好や価値観に合わせている。
日産の他の車種に比べ、ラニア・コンセプトは中国人のデザイナーが中国の消費者向けに設計し、製造されたもので、これまでにないほど多くの中国的要素が取りこまれている。名前も日産が中国市場での名付けルールに基づいて命名したものだ。ラニア・コンセプトの中国語名は「藍鳥・印象」で、これまで数々の栄誉に彩られてきた日産の伝説的車種「ブルーバード」が代表する精神を体現する。今後はコンセプトカーを基にして量産化を実現させ、最終的には世界中に広まることが期待される。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年4月22日
|