毎日、故宮博物院の閉館後は、誰も構内に残ることはできない。夜の帳が下りる頃、故宮の神秘的な「従業員」の「勤務」時間が始まる。彼らは足を忍ばせ、故宮内部をぐるりと見回る。彼らは北京の故宮に住むノラ猫で、故宮の「ガードマンのネコ」とも言える。成都商報が伝えた。
故宮は院全体で32の部処があるが、20カ所以上でノラ猫の世話をしている。5年来、故宮はこれらのノラ猫の避妊手術のために専門の資金を割当、1万8410元(約30万円)を費やしてきた。現在、故宮ではすでにノラ猫181匹の避妊手術を済ませている。故宮博物院の単霁翔院長は中の1匹に「平安」と名づけ、またこれらの「ネコのガードマン」を「彼らのおかげで、故宮にはネズミの被害がない」と評価している。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年2月25日