アップルのライバルであるサムスンは、携帯電話の材料にプラスチックを使用し続けていることでチープだと批判を浴びていた。しかしアップルもプラスチック製の携帯電話を出すとは、誰が予想しただろうか。あるネットユーザーは、「これでサムスンにも格好の言い分ができた。『プラスチックは廉価なはずじゃなかったのか?』」とコメントした。
高級感あふれるシックなアルミ製のボディ、そして落ち着きのあるブラックとホワイトの配色は、これまでiPhoneが人々に与えてきた印象だった。しかしこれからは、このすべてが変わる。5Sは成金が好みそうなゴールドを追加し、5Cはさらにイエロー・ピンク・ブルー・ホワイト・グリーンとカラフルで、これにプラスチック製のボディが加わる。あるネットユーザーは「5Cは海賊版にしか見えない」とため息をもらした。
◆廉価版が4488元?
「アップルが低価格機を発表する」という噂が以前から広く伝わっており、業界内では約3000元(約4万8000円)と予想されていたが、4488元という価格はまさにびっくり仰天だ。ミドル・ローエンド市場向けの携帯電話としては、この価格は信じられないほど高額であり、しかも低スペックすぎる。
◆専門家 マーケティングのミスを指摘
中国モバイルネットワーク産業連盟の李易秘書長は記者の取材に応じた際に、「アップルの製品面の努力は、この最悪なマーケティングによって台無しにされた。アップルの今回の情報漏えい防止は少しも徹底されておらず、5Cに関する情報が早くから伝わっており、廉価版と分析されてしまった。先に情報を得てミスリードされた消費者は、新製品の価格が発表されると失望を深めた」と分析した。
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