大陸部から台湾に贈られたジャイアント・パンダ「円円」が産んだ赤ちゃんパンダ「円仔」は、みるみるうちに体重が増え、すでに600グラムを上回った。台北動物園は24日、巻き舌を作っている「円仔」の写真を公開した。小さな柔らかな舌を丸くすぼめている様子は、何とも可愛らしい。台湾「中央社」が伝えた。
動物園によると、「円円」が産んだ赤ちゃんパンダ「円仔」は、現在体重630グラムで、順調に増え続けている。お乳は一日4回、計153ミリリットル飲んでおり、食欲はますます旺盛になっているという。
巻き舌を作っている写真を公開した動物園は、「『円仔』は生まれてすぐに、巻き舌を作れるようになった。あくびをする時のほか、お乳を飲む時にも、時々可愛い小さな舌を出している。両親の『団団』と『円円』も、巻き舌を作ることができる」と説明した。
動物園によると、多くの動物は、水を飲む時、舌を直接水に入れ、水面に波を発生させて飲むが、パンダの場合は、舌を巻いてストロー代わりにして水を吸い込むため、水面が波打つことは少ないという。
「ヒトが巻き舌を作れるかどうか」について、動物園は、「『巻き舌』は優性遺伝で、ヒトの場合、両親のどちらか一方が巻き舌を作る遺伝子を持っており、その子供の遺伝子型がAAあるいはAaであれば、巻き舌を作ることができる。子供がこの遺伝子を受け継がなかった時には、巻き舌を作ることはできない。巻き舌を作ることができる人とできない人がいるのは、このためだ」と説明した。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年7月25日
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